白内障手術をした話
手術しました。
まずなんでこの歳で白内障なるんだよとか思ってました。音ゲーやってて左目見えないとかハンデもいいところ。腱鞘炎になったりジストニアになったり鬱になったり音ゲーマー病気になりすぎでは?健康ということだけで一つの強みになりそう。
不安とかの話
白内障手術は目の水晶体を人工のレンズに変えるので、焦点の合う距離は綺麗に見えてそれ以外はぼやける、みたいな話は聞きますが、じゃあ弐寺やbmsする時のモニターとの距離は大丈夫なのか、VRはできるのか、ぼやけると言ってもどれくらいぼやけるのか、とかいろいろ不安ですよね。
まあ、なるようになるのでそんなに心配してないです。音ゲーもできなくなったらその時はその時で引退すればいいので。
気づいた時と症状とかの話
白内障の症状に気づいたのは仕事中でした。花粉症なのでよくハンカチで涙を拭いたりしてるんですけど、ふと右目の涙を吹いてるときに違和感に気づいたんですよ。なんかおかしいなって。
もう一度右目を開けて景色を見て右目を閉じたら、街灯と街灯の間にある家が無くなりました(?)
明るいものの側が特に見えづらいみたいで街灯の近くの白い建前とか車とかは見えないんだなって感じました。これは流石におかしいなって思って病院に行ったのですが、そこで白内障だということが発覚しました。
夜勤なので基本的に日の光を浴びないんですが、白内障に気付いてからは明るい場所、本当に見えないなと。メガネの人はわかると思いますが、感じとしては眼鏡が湯気とかで曇ってるような感じですね。日中なんかは視界がほぼ全部白くなって今歩いている地面すら境界があやふやになります。
視界が左目に侵食されるような感じで、本来あるべきものが無いように認識されるので、わりと日常生活でも困りました。
手術前日〜翌日の話
前日から朝昼夕就寝前で4回目薬さすように言われてたんですけど、普通に夜遅くまで(朝まで?)起きてて朝の目薬をさしてから寝ました。(これは朝の目薬扱いでいいのだろうか)
昼の目薬をするために早く起きて、その日はグラブルをやって、次の日に備えて早めに布団に入りました。
特にこの時は手術に対して不安とかはなかったですね。
手術当日、来院前に7時と10時に目薬さすように設定してたんですけど、ほとんど寝れなくて5時に起きました。寝過ごしたら嫌なので起きててグラブルやってました。
病院ついてからは3種類の目薬を5分おきに計15回くらいさす予定だったんですが、2週目(7回)が終わったときに看護師の人がきて「目薬効いてるみたいなのでそれで終わりでいいですよ」 と言われました。ほんとに大丈夫???
その後トイレ等の時間で20分くらい置いてから麻酔の目薬をさし始めました。結構染みました。
3回目くらいでなんか目薬の量少なくない???って感じになってきたんですが、麻酔が効いてきて目薬が目に入ってる感覚が麻痺してきたんだなと思うようにしました。4回目はもうほんとに目薬やったのかわからないレベルですね。
すごい涙出てたので涙で麻酔薄まったりしない?とか思ったんですが、まあ病院ですから相手はプロだしと思って深く考えずに流しました。(麻酔は流れないで欲しい)
この辺りでちょっと考えたら手術が怖くなってきました。背中の手術したときも麻酔あんまり効いてなかったな、今回もあんまり効かなかったらめちゃくちゃ痛いんじゃないか?冷静に考えて目に穴開けるって怖すぎやろって。
手術室に入ると荷物を預かってもらって、近くの椅子に座りました。ここで消毒をして、手術自体は奥の扉の中でやるんだろうなと。
椅子を倒して仰向けになり、目をつぶって棒のようなもので目の周りを消毒したあと、目に水みたいなのをたくさんかけました。目を右に動かして、とか左に動かして、とか言われるので言われた通りにしてたのですが、水をかけてるとき水が目にかかっている感覚がちょっと残ってたのでこれ大丈夫か???って思ったんですが、まあ思った通りの結果になりましたね。
手術室の奥の扉を潜ると、でかい照明器具やらいろんな機材やらがあって、ドラマとかで見るやつだ!ってなりました。
椅子に座り、また背もたれを倒して仰向けになり、左目だけ開いているシートみたいなのをかけました。そして目を開きっぱなしにするテープみたいなやつをつけて、照明をもらいました。
いや、眩しい。死ぬほど眩しい。
少ししたら光に慣れてきて手術が始まりました。
また水みたいなのをかけっぱなしにしてよくわからない器具みたいなやつが目に近づいてきました。
コンタクトとかも怖くて嫌な人間なので結構怖かったです。まず中の水晶体を砕いて外に出すために目の表面を切るんだろうなと思ったんですが、
痛え!結構痛え!
麻酔効いた上でこんな痛いのかよってなりました。背中手術した時も麻酔したのに普通に痛かったし麻酔効きにくい体質なんじゃないか。
バリバリ痛かったんですが、動いて失敗でもしたら嫌なのでめっちゃがんばって固まってました。
吹き出す汗。始まりでこんな痛いのに手術終わるまで耐えなきゃならないの地獄の始まりか???って。
なんか変な音楽流れてるし。
目を下に向けてって言われて必死に目を下に動かすわけですけども、痛くて一瞬でも気を抜くとすぐ目がホームポジションに戻るので大変でした。
ちょっとしたら痛くなくなったのか慣れてきたのかわかりませんが少し楽になりました。
ずっと水をかけられていて視界はぼやけていたのですが、手術が進むにつれて視界がどんどん黒く、狭くなっていきました。おもしろい。さらに進むと照明の光が虹色に見え始めました。ゲーミング照明。
曲がポルノのアゲハ蝶のインストに変わったので心の中で歌ってました。ゲーミングアゲハ蝶。
多少マシになったとはいえ相変わらず痛いしなんか目の中ゴロゴロするしちょっと頭おかしくなってました。
なんだかんだで時間は過ぎ、別の器具が近づいてきたので、おっこれは噂の人工レンズかな?とか思っていると視界が広がっていきました。やっと地獄から解放される時が来たわけですね。
無事手術も終わりました。目を固定するテープを剥がす時もちょっと痛かったんですが、手術中が痛すぎて対してあまり感じないレベルでした。
手術が終わるとすぐに目に眼帯をつけて、次の日に病院に来るまで外さないように言われました。どうなるかちょっと楽しみですね。
手術後は付き添いの人がいなければタクシーで帰るよう、手術前の日程を決めた日に言われていたのですが、その日は何も言われなかったのでバスで帰りました。特に体調も悪くなってないし手術してない右目はちゃんと見えてるんだからタクシー乗り場まで行くのはよくてバス停まで行くのはダメみたいな線引きはちょっとわからなかったので。
次の日、病院に行き眼帯を外してもらいました。どきどき。
めっちゃきれいに見えますね!すごい!
手術した方の目だけ視力も測ったのですが、手術前より良くなってました。
なんというか、色が前よりくっきり見えていて、右目と左目で別の世界にいるような錯覚さえします。
左目は近くを見ても遠くを見ても焦点が変わらないのもあって、写真の世界にいるような感じです。
焦点の合う距離が1mくらいということになってたんですが、遠くに関してはもともと視力がそんなに良くないのもあって違いがわかりませんでした。
ただ、普段スマホを見る距離だと焦点が合わずぼやけるので、ツイッターも文字が見にくいしグラブルも文字が見えなくて残りHPが見えないとかの問題は出てきました。
近くだと見えないし焦点の合う距離まで話すと今度は文字が小さくて視力の問題で見えなくなるんですよね。これは結構死活問題じゃないかと思います。
弐寺はともかく、bmsは結構モニターの距離がかなり近いので、近くがぼやける今の状態だと結構きついんじゃないかなと思うんですが、それはまた、おいおいの話。